証券外務員一種 2022/4/30 勉強内容（オプション取引）

証券外務員一種 2022/4/30 勉強内容（オプション取引　その1）

証券外務員一種 2022/4/30 勉強内容（オプション取引　その1）

証券外務員一種の資格試験の勉強をしています。

勉強しようと思ったきっかけは、こちらの記事を読んでみてください。

2022年4月30日（土）は、証券外務員一種の17章（オプション取引）のオプション取引の基本をメインに勉強しました。オプション取引も見慣れない言葉がたくさんあって、個人的にはあまり理解ができなくて難しい印象です。米国株のETFの高配当利回りのQYLDやXYLDがあります。この2つは、カバートコール戦略を行っています。この内容をオプション取引を勉強していると少し理解できる部分があると思います。詳しくは、YOUTUBE等で、QYLD等を紹介している分かりやすい動画があるのでそちらを参考にしてもらえるといいと思います。
もし興味があれば、「アラサー夫婦の沖縄移住セミリタイア計画」さんの動画を見てみてください。

17章（オプション取引）　オプション取引　その1

勉強内容のまとめ

オプション取引

オプション取引の基本

オプション取引とは：「基準となる対象商品（原資産）を、将来のある期日までに、あらかじめ決められた特定の価格（権利行使価格）で売り・買いする権利（選択権）」を売買する取引のこと。

レバレッジ効果：オプション取引を利用することにより、少ない資金で大きなリターンをあげることができる効果。

・オプションの権利と義務
オプションの権利には、買う権利（コール・オプション）と売る権利（プット・オプション）がある。

・オプション・プレミアムについて
コール・オプション及びプット・オプションの権利に付けられている価格（権利料）のことを、プレミアムまたはオプション料という。
オプションの売方からみると、当初買方よりプレミアム（オプション料）を受け取るかわりに、将来買方が権利行使をした場合に応じる義務がある。これはペイオフの支払い義務をプレミアム（オプション料）を対価として引き受けていることになる。

・オプション・プレミアムのポイント整理
オプションの買方はプレミアムを支払っているので権利行使を実行する権利を持っており、売方はプレミアムを受け取っているのでそれに応じる義務がある。

・オプションの満期日
アメリカン・タイプ：満期日以前にいつでも権利行使可能なオプション。
（例）国債先物オプション
ヨーロピアン・タイプ：満期日のみ権利行使可能なオプション。
（例）日経225オプション、TOPIXオプション

・オプション・プレミアムの基本と権利行使価格との関係
ATM(At The Money)：権利行使価格と原資産価格が同じ水準にある場合をいう。
ITM(In The Money)：権利行使をすると利益の出る状態。
OTM(Out of The Money)：権利行使をすると損失の出る状態。

ITM
コール・オプション：原資産価格＞権利行使価格
プット・オプション：原資産価格＜権利行使価格
OTM
コール・オプション：原資産価格＜権利行使価格
プット・オプション：原資産価格＞権利行使価格

・ボラティリティ(Volatility)
ボラティリティが年率5％というと、原資産価格が、現在の値段から満期までの間に±5％の範囲内で動く可能性があることを意味している。

・オプションの価値（オプション・プレミアム）

オプション価格（オプション・プレミアム）＝本質的価値（イントリンシック・バリュー）＋時間価値（タイム・バリュー）

本質的価値（イントリンシック・バリュー）
コール・オプションの本質的価値＝原資産価格－権利行使価格
プット・オプションの本質的価値＝権利行使価格－原資産価格
コールもプットもITM(In The Money)の場合のみ本質的価値が生じ、ATM(At The Money)やOTM(Out of The Money)の場合、本質的価値はゼロとなる。ATM(At The Money)やOTM(Out of The Money)の場合にオプション価格があるならば、それはすべて時間価値であるといえる。

時間価値（タイム・バリュー）
時間価値は、ATM(At The Money)で最も大きく、ITM(In The Money)やOTM(Out of The Money)になるにつれて小さくなる。