証券外務員一種 (債券業務) その3
証券外務員一種の資格試験の勉強をしています。
勉強しようと思ったきっかけは、こちらの記事を読んでみてください。
証券外務員一種の9章(債券業務)について勉強しました。株式投資を行うのに直接は、役に立つ部分が少ないかもしれませんが勉強して損ではないと思うので、興味がある方は勉強してみてください。
9章(債券業務)
勉強内容のまとめ
債券業務
債券市況とその変動要因
・変動要因
債券はどの銘柄でも、株式ほど相場の個別色はなく、一般に金融情勢を反映して、概ね同一歩調で同一方向の相場変動を示すのが特徴である。
景気の上昇局面
金利の上昇 → 債券価格の下落(相場は悪い)
景気の下降局面
金利の低下 → 債券価格の上昇(相場は良い)
※一般に債券は金利上昇やインフレに弱いとされている。
金融政策
金融緩和とは、日本銀行が基準貸付利率を引き下げたり、資金の供給量を増やしたりする政策をいい、金利は低下し債券市況のプラス要因となる。
債券売買手法
・入替売買
入替売買とは
入替売買とは、ある投資者が保有銘柄を売却し、別の銘柄を購入するなど、同時に売り買いを約定すること。
短期債よりも長期債のほうが、金利の変化に対する価格変動性は大きくなる(金利が変化したときに長期債のほうが価格が大きく変動)。
入替売買の目的と手法
目的に応じた入替売買の代表的なケース
市況観に基づく入替
将来、金利の低下が予測される場合は、短中期債から価格変動性の大きい中長期債へと長期化の入替えが有利。
最終利回りアップ入替
長期金利が短期金利より高い状態である限り、できるだけ利回りの高い長期債に入れ替える。
利回り較差運用
債券の利回り較差は、一般にクーポンの高低、期間の長短、上場・非上場などの条件の相違により発生する。
ラダー型とダンベル型
ラダー型
短期から長期までの債券を各年度ごとに均等に保有し、毎期、同じ満期構成を維持するポートフォリオ。
ダンベル型(バーベル型)
流動性確保のための短期債と、収益性追求のための長期債のみを保有するポートフォリオ。
・現先取引(債券等の条件付売買取引)
現先取引は「債券等の条件付売買取引」ともいい、売買に際し同種、同量の債券等を、所定期日に所定の価額で反対売買することをあらかじめ取り決めて行う債券等の売買である。
現先取引には、委託現先と自己現先がある。
委託現先
金融商品取引業者が、資金を調達したい売方と、資金を運用したい買方を仲介する。
自己現先
金融商品取引業者自身が売方となり、また、買方となって売買する。
・着地取引
債券の着地取引とは、将来の一定の時期に、一定の条件で債券を受け渡すことをあらかじめ取り決めて行う売買取引。約定日から1か月以上先に受渡しする取引のこと。
現先取引・着地取引の取引ルール(理事会決議)
売買対象顧客
上場会社またはこれに準ずる法人であり、経済的・社会的に信用のあるものに限る。
売買対象債券
国債、地方債、政府関係機関債、特定社債、社債、投資法人債、円建外債、外貨建債。
新株予約権付社債は含まれない。
期間
現先取引:「1年以内」や「半年以内」といった具体的な期間制限はない。
着地取引:約定日から受渡日までの期間が1か月以上で6か月を超えないものとされている。
・債券賃借取引
債券賃借取引は、担保の有無により無担保債券賃借取引、代用有価証券担保付債券賃借取引、現金担保付債券賃借取引の3種類があるが、現在は、現金担保付債券賃借取引(通称、賃借レポ取引)が中心である。
※個人的に重要だと思ったところを抜粋しました。証券外務員資格がどのような内容のものか大まかにわかってもらえると嬉しいです。
また、勉強の進捗は、報告できるときがあれば随時更新していきたいと思っています。
証券外務員一種の資格を勉強している教材
「うかる!証券外務員一種2021-2022年版 必修テキスト」と「うかる!証券外務員一種2021-2022年版 必修問題集」を使って勉強しています。
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