証券外務員一種 2022/5/8 勉強内容(特定店頭デリバティブ取引等 その2)
証券外務員一種の資格試験の勉強をしています。
勉強しようと思ったきっかけは、こちらの記事を読んでみてください。
2022年5月8日(日)は、証券外務員一種の18章(特定店頭デリバティブ取引等)のデリバティブ取引の基礎をメインに勉強しました。デリバティブ取引も見慣れない言葉がたくさんあって、個人的にはあまり理解ができなくて難しい印象です。
18章(特定店頭デリバティブ取引等) その2
勉強内容のまとめ
特定店頭デリバティブ取引等
デリバティブ取引の規制
・金融商品取引法の規制
経済統計(GDP、CPI)などは金融指標の範疇に入るが、商品指数、地震、排出権、不動産などは必ずしも金融指標に属さない。
特定有価証券等に係る売買のほかに、特定有価証券等に係るデリバティブ取引(CDS等のクレジット・デリバティブ)も内部者取引(インサイダー取引)規制の対象となる。
・日本証券業協会の自主規制
特定店頭デリバティブ等
金利デリバティブ
為替デリバティブ
→店頭金融先物取引等及び通貨指標オプション取引にあたるものを除く
店頭デリバティブ取引
・エクイティ・デリバティブ
個別株式の株価や株価指数の変動リスクを内包したデリバティブを総称して、エクイティ・デリバティブという。
バリアンス・スワップ
バリアンス・スワップとは、投資家(金融機関)と証券会社が、日経平均株価等の株価指数(または個別株価)の価格変動制の実現値と固定価格を交換するスワップ取引(フォワード取引ともいえる)である。
・金利デリバティブ
金利スワップ
「金利スワップ」とは、取引者Aと取引者Bが、同一通貨間で変動金利と固定金利、変動金利と異種の変動金利、固定金利もしくは変動金利と一定のインデックス(参照指標)を交換する取引である。元本の交換は行われない。同一通貨では固定金利同士を交換する金利スワップは存在しない。
取引の主流は、固定金利とLIBORのスワップですが、交換される変動金利は、LIBORの他に、TIBOR、長期プライムレート、短期プライムレート等がある。
フロア(Floor)
キャップは将来の市場金利上昇に備えるヘッジ取引であるが、それに対して、フロアは将来の市場金利低下による保有金利資産の受取金利収入の減少に備えるヘッジ取引である。
スワップション
スワップションの種類には、対象となるスワップが固定受け・変動払いのもの(レシーバーズ・スワップション)と、固定払い・変動受けのもの(ペイヤーズ・スワップション)の2種類がある。
・為替デリバティブ
通貨スワップ(クロス・カレンシー・スワップ)
通貨スワップとは、取引者Aと取引者Bが、異なる通貨のキャッシュフロー(元本及び金利)を、あらかじめ合意した為替レートで交換する取引である。元本交換のない、金利の交換のみを行う場合は「クーポンスワップ」と呼ばれている。
・クレジット・デリバティブ
トータル・リターン・スワップ(TRS:Total Return Swap)
TRSは、プロテクション(保証)の買い手(プロテクション・バイヤー:保証を受ける側)が、取引期間中、プロテクションの売り手(プロテクション・セラー:保証をする側)に社債等の参照資産から生ずるクーポン及び値上がり益(キャピタル・ゲイン)を支払い、代わりに値下がり分(キャピタル・ロス)及び想定元本に対して計算される短期金利(LIBOR+スプレッドα)を受け取るスワップ取引である。
プロテクション・セラーは、資金の受払いはネットで行われるので、少ない資金負担で社債等を保有した場合と同様の経済効果が得られる。
クレジット・デフォルト・スワップ(CDS:Credit Default Swap)
CDSは、クレジット・イベント(信用事由、この場合デフォルト)が発生したとき、ペイオフが発生するデリバティブである。プロテクションの買い手(プロテクション・バイヤー:信用リスクをヘッジする側)が売り手(プロテクション・セラー:信用リスクを取る側)に対して定期的に固定金利(プレミアムまたは保険料ともいう)を支払う。その見返りとして、契約期間中(通常5年)に参照企業にクレジット・イベント(信用事由)が発生した場合に、買い手は損失に相当する金額を売り手から受け取ることができるという取引である。
個別の債権がデフォルトしたときの決済方法は、その債権が売り手に引き渡されるか(現物決済)または差金決済である。信用事由が発生しなかった場合はそのまま取引が終了し、支払われたプレミアムは掛捨てになる。
CDO(Collateralized Debt Obligation)
CDOは証券化商品の一種で、ローン債権や債券(社債)、あるいはCDSを多数集めてプールしたポートフォリオを裏付けに(担保資産として)発行される証券のことである。
・天候デリバティブ・災害デリバティブ(保険デリバティブ)
天候デリバティブや災害デリバティブといった保険デリバティブは、プレミアムを保険料とみなすことで、保険に近い経済効果を得られるが、保険と異なり、実損填補を目的としていないため、一定の条件が満たされれば、実際に損害が発生しなくても損害保険会社から決済金(ペイオフ)が支払われる。そのため、異常気象等と損害の因果関係や、損害金額に関する調査が不要である。
CDD・HDD
世界における天候デリバティブは、CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)の上場物もあるが、大多数は相対取引である。
地震オプション
地震オプションは、地震による売上の減少や損害の発生に対するリスクヘッジ商品である。保険と異なり、実損填補を目的としていないため、損害が発生していなくても決済金(ペイオフ)が支払われる。
地震オプションの買い手である顧客にとっては「決済金では実際の損害金額をカバーできないリスク」や「取引相手である損保の信用リスク」(損保の信用状態の悪化等によって顧客の権利行使に応じられなくなるリスク)が存在する。
CATボンド(CAT債)
CAT(Catastrophe)ボンドは、高めのクーポンを投資家に支払う代わりに、元本毀損リスクを背負ってもらう仕組債である。
※個人的に重要だと思ったところを抜粋しました。証券外務員資格がどのような内容のものか大まかにわかってもらえると嬉しいです。
また、勉強の進捗は、報告できるときがあれば随時更新していきたいと思っています。
証券外務員一種の資格を勉強している教材
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