証券外務員一種 勉強スタイル&勉強内容(経済・金融・財政の常識 その1)
証券外務員一種の資格試験の勉強をしています。
勉強しようと思ったきっかけは、こちらの記事を読んでみてください。
今回は、個人的な勉強スタイルを紹介したいと思います。
私の会社は土日祝が休みのため、休みの日の午前中に勉強していることが多いです。家では勉強できないタイプなので、カフェや図書館に行って勉強することが多いです。1~2時間ほど勉強することが多いです。当たり前ですが、平日の夜や、休日も1日勉強時間に充てる方が、早く合格できると思います。ただ、勉強をすること自体が嫌にならないことを重視しているので、自分のペースでゆるめに勉強しています。
これは個人差があるので、集中できる人は、毎日や休みももっと勉強した方が早く合格できるし、記憶の定着にもつながると思います。
でも、途中で嫌になって諦めてしまう方が、個人的にはもったいないと思っているので、無理しない程度で勉強しています。
この勉強スタイルが参考になるかはわかりませんが、それぐらいの勉強ならできるかもと思って頂ける方がいらっしゃれば幸いです。
ちなみに、今週の2022年4/2(土)4/3(日)は、証券外務員一種の必修問題集の12章(経済・金融・財政の常識)P278~P288の55問を勉強しました。GDP、景気動向指数、マネーストック、インターバンク市場などについて出題されていました。この分野は個人的によくわかんない内容が多くて苦手でした。経済学の勉強をされていた方は、そんなに難しくないかもしれません。
12章(経済・金融・財政の常識) その1
勉強内容のまとめ
経済
・経済成長とGDP
GDP(国内総生産:Gross Domestic Product)・・・一国の景気を大まかにとらえる代表的な指標。
GDPは生産(付加価値)、分配(所得)、支出の3つの側面があり、「三面等価の原則」が成り立つ。
GDP=雇用者報酬+営業余剰+固定資本減耗+(間接税–補助金)
・名目GDPと実質GDP
GDPデフレーター:GDPに計上されるすべての財・サービスを含むので、CPIよりも包括的な物価指標
名目GDPを実質GDPで除して求める。(GDPデフレーター=名目GDP/実質GDP ×100)
・経済の見方
景気関連統計
景気動向指数
内閣府が作成し、毎月公表している指数で、先行指数、一致指数、遅行指数の3つの指数がある。
先行指数:東証株価指数など、一致指数:有効求人倍率など
全国企業短期経済観測調査(日銀短観)
企業経営者(対象は主要製造業)の景況感を把握するために行う調査で、日本銀行が調査し、3か 月ごとに公表している。
・消費関連統計
所得=雇用者報酬+財産所得+混合所得+社会保障給付等
可処分所得=所得-所得税等-(健康保険料+年金保険料+雇用保険料等)
消費性向=消費支出/可処分所得
家計貯蓄=可処分所得-消費支出
家計貯蓄率=家計貯蓄/可処分所得
・雇用関連統計
完全失業率(%)=完全失業者数/労働力人口×100
有効求人倍率(倍)=(有効)求人数/(有効)求職者
労働生産性:労働投入量1単位当たりの生産量であり、生産量を労働投入量(就業者数と年間総労働時間の積)で除したもの
労働生産性=生産量/就業者数×年間総労働時間
・物価関連統計
企業物価指数(CGPI):企業間で取引される財の価格の水準を指数で示したものであり、国内企業物 価指数、輸出物価指数、輸入物価指数及びこれら3つに調整を加えた参考指数がある。
<特徴>日本銀行が発表
消費者物価指数(CPI):家計が購入する約600品目の価格を各品目の平均消費額で加重平均した指数 <特徴>総務省が発表。直接税や社会保険料等の非消費支出、土地や住宅等の価格は対象とされていない。
・国際収支
経済収支=貿易・サービス収支+第一次所得収支+第二次所得収支
経常収支と金融収支の関係
経済収支+資本移転等収支-金融収支+誤差脱漏(帳尻合わせ)=0
一般的に経常収支が黒字の国は金融収支も黒字となり、経常収支が赤字の国は金融収支も赤字になる。
・世界経済の動向
貿易依存度(%)=自国の貿易額(輸出+輸入)/名目GDP ×100
金融
・通貨
通貨の役割
通貨には、価値尺度、交換手段及び貯蔵手段という3つの基本的機能がある。
マネーストック
マネーストックとは、国内の民間非金融部門(一般法人、個人、地方公共団体等)が保有する通貨量のこと。
国や金融機関が保有する預金等は含まない。
マネーストックの種類
M1:現金通貨+預金通貨(普通預金、当座預金等の要求払預金)
M3:M1+準通貨(定期性預金)+CD(譲渡性預金)
物価
物価が継続して上昇する現象:インフレーション(インフレ)
物価が継続して下落する現象:デフレーション(デフレ)
金利
フィッシャー方程式
名目金利=実質金利+期待インフレ率(予想物価上昇率)
名目金利:日常生活で見聞きする金利のこと
マーシャルのk
マーシャルのkとは、マネーストックが経済活動水準に対して多すぎるのか少なすぎるのかを測る指標の1つ
マーシャルのk=マネーストック/名目GDP
・金融機関
直接金融:証券市場で企業や政府が株式や債券を発行し、資金調達する方法
間接金融:銀行によって企業に資金が貸し出される方法
・日本銀行
発券銀行:銀行券の独占的発行権
銀行の銀行:市中金融機関を対象に取引
政府の銀行:政府の出納業務
ノンバンク:消費者金融会社、クレジットカード会社、信販会社、リース会社等がノンバンクと呼ばれる。
社債発行が認められたため、社債発行で調達した資金を用いて貸付業務を行えるようになっている。
・金融市場
短期金融市場は、インターバンク市場とオープン市場に分かれる。
インターバンク市場には、コール市場と手形市場の2つがある。
・金利
基準割引率及び基準貸付利率とは、日本銀行が民間金融機関に対する貸出金について適用する基準金利のこと。
一般的に信用度の高い商業手形の割引歩合が用いられる。
※個人的に重要だと思ったところを抜粋しました。証券外務員資格がどのような内容のものか大まかにわかってもらえると嬉しいです。
また、勉強の進捗は、報告できるときあれば随時更新していきたいと思っています。
気になる
興味がありましたら、上記サイトも見てみてください。
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